食事介助マニュアル
準備
準備
ケアポート食堂
| モノ | 場所 | |
|---|---|---|
| 背当てクッション | @洋服掛け:下[ナイロン巾着/黒] | |
| 紫色のプールスティックが入っている巾着 | ||
外出先
| モノ | 場所 | |
|---|---|---|
| エプロン | @本棚:中段/左[外出用巾着/和柄] | |
| 食事用スプーン | @本棚:中段/左[外出用巾着/和柄] | |
フロー
フロー
ケアポート食堂
1
食堂へ
- 11:50になったら〈マスク〉をつけ、〈背当てクッション〉持参で、車椅子で食堂へ連れて行く
- ⓢの名前が書いてある席(EVに一番近いテーブル)に車椅子を停める(両側ブレーキ)
- ⓢの席の横の柱の裏側に献立表が貼ってあるのでチェックする
2
セッティング
- 〈マスク〉をはずす
- 〈マスク〉は右側(柱側)に置く
- 〈背当てクッション〉をⓢの背中に差し込む
- テーブルに用意された〈エプロン〉をⓢに着け、下の端をテーブルの上に広げる
- 〈エプロン〉はスタッフさんが都度洗濯して管理してくれてます(施設預かり)
- 〈エプロン〉のほか、『お茶(コップ)』と〈お手拭き〉も用意されてます
- 《トレイ》が届いたら〈エプロン〉の上・できるだけⓢ側に置く
3
配膳
- 《トレイ》の向き(仕切り)を、狭いほうを左側に、広いほうを右側にする
- 左側(狭いほう)の仕切り
- 手前:『ご飯茶碗』
- 中央:『汁椀』
- 奥:『デザート』+〈デザートスプーン〉
- 左端:〈箸〉・〈食事用スプーン〉
- 食器の持ち替えが困難+視界に制限があるので、『ご飯茶碗』や『汁椀』は左右に並べず、左手で持てるように左側の仕切りに置く
- 〈ご飯茶碗〉と〈食事用スプーン〉は家族持ち込みの食器です(施設預かり)
- 右側(広いほう)の仕切り
- 手前:『メインメニュー』
- 奥:『サイドメニュー』
- 右端:『お茶(コップ)』・〈お手拭き〉
- カレーライスや麺類などの献立のときは『メインメニュー』の位置に置く
- 食器の蓋を開け、《蓋類》はスタッフへ渡す
- 『デザート』は〈取っ手付きのカップ〉に移し替え、デザートスプーンはカップの中へ
- 『デザート』がゼリーやプリンなどのような〈スプーン〉ですくいにくいものは、予め一口大に小分けにしておく
- ⓢに①の3.でチェックした献立を、食器の位置を指差しながら伝える
- 『ご飯』『●●(汁物)』『●●(メイン)』『●●(サイド)』『●●(デザート)』
- ⓢに『メインメニュー』を『ご飯』の上にのせたほうがいいか確認し、ⓢのYES/NOにあわせて対応する
- 『メインメニュー』が一口大にカットされているので、〈箸〉だったら掴める料理も〈スプーン〉だとすくいにくい
- 〈箸〉と〈スプーン〉を持ち替えるのが困難な場合(ずっと〈スプーン〉を使いたい場合)は『メインメニュー』を『ご飯』の上にのせたほうが完食できる
4
食事開始
- ⓢに〈スプーン〉を持たせる
- ⓢ「いただきまーす」
- ⓢが自分で食事できている様子を確認できたら、
ⓢへ:「またあとで来るね」の声かけ
スタッフさんへ:「後半また来ますので、お願いします」の声かけ
をして居室へ戻る
5
しばらくⓢだけで食事 → ほかのアテンド業務を進める
6
介助に戻る
- 12:10になったら食堂へ戻る
- ⓢだけの食事はおよそ20分
- 残っている『メインメニュー』『サイドメニュー』をすべて『ご飯茶碗』に移して混ぜ込む
- ご飯が冷えて固まると〈スプーン〉でうまくすくえないので、おかずの汁気も混ぜ込んで〈スプーン〉ですくいやすくする
- 『ご飯茶碗』をⓢに渡し、ⓢが自分で食べられるところまで見守る
- 左手が上がらないので、『ご飯茶碗』を持つ左手をサポート=持ち上げてやる
- ⓢが〈スプーン〉でうまくすくえなくなったところで介助する(=スプーンで食べさせてやる)
- 『汁椀』も左手をサポートして汁を飲ませ、具は〈スプーン〉で食べさせてやる
- 『デザート』も食事同様に〈取っ手付きカップ〉を持つ左手サポートをしたのち、ⓢが自分ですくえなくなったら介助する
7
食事終了
- 〈お手拭き〉をⓢに渡し、自分で口を拭かせる
- 〈お手拭き〉でⓢの手、〈エプロン〉にこぼれたものを拭き取ってやる
- 〈エプロン〉をはずす
- 『お茶(コップ)』だけ残して、《トレイ》(〈お手拭き〉も)と〈エプロン〉を給湯室(@スタッフステーションの左横)のスタッフさんへ渡しに行く( なぜか食器をさげてきれいになったところで『お茶』を飲みたがる)
- ⓢ「ごちそうさまでした」
- 『お茶(コップ)』を給湯室へ届け、スタッフさんへ「ごちそうさまでした」の声かけ
- 〈背当てクッション〉をはずし、〈マスク〉をつける
8
居室へ
- 〈背当てクッション〉を元の場所へ戻す
午後に訪問歯科がある場合
歯磨きをする
- 最初はⓢ自身で
- 最後に仕上げ磨きフォロー
外出先
1
セッティング
- 食事の前にトイレを済ませておく
- できるだけ深く・座面と直角になるように座らせる
- 膝がテーブルに当たらないように車椅子のフットレストを左右に開く
- 介助者の利き手と反対側にⓢを座らせる
- 〈背当てクッション〉があるほうが食べこぼしが減る(料理を口へ運ぶまでの距離が近くなる)ので、持ち込める場合は持参する
- 一口大にカットする必要があるので、注文した料理によっては〈ナイフ〉もお願いする
- 〈エプロン〉は首にかけず、胸から下を覆うようにかけてやる(通常のナプキンのイメージ)
- 持ち込み〈食事用スプーン〉をⓢがすぐ使えるように出しておく
2
配膳
- いつもどおりの位置に食器をレイアウトしなおす
- 左手前:『ご飯茶碗』
- 左奥:『汁椀』
- 食器の持ち替えが困難+視界に制限があるので、『ご飯茶碗』や『汁椀』は左右に並べず、左手で持てるように左側に置く
- 右手前:『メインメニュー』
- 左奥:『お茶』
- 右端:〈お手拭き〉
3
食事開始・ひたすら介助
- ⓢ「いただきまーす」
- ⓢの右手に〈スプーン〉、左手に『ご飯茶碗』を持たせる
- 料理を一口大にカット→『ご飯茶碗』の上にのせる をひたすら繰り返す
- のせるときに料理名(食材)を伝える
- 麺類のみ〈箸〉、それ以外は〈スプーン〉で食べる
- 刺身は醤油をつけて介助者が〈箸〉でⓢの口まで運ぶ
- ご飯が冷えて固まると〈スプーン〉でうまくすくえないので、ときどきほぐしてやる
- 疲れたり・料理が少なくなってきたら(うまくすくえなくなったら)介助者が食べさせてやる
4
食事終了
- ⓢ「ごちそうさまでした」
- 〈お手拭き〉をⓢに渡し、自分で口を拭かせる
- 〈お手拭き〉でⓢの手、〈エプロン〉にこぼれたものを拭き取ってやる
- 〈エプロン〉をはずす
- 〈食事用スプーン〉も忘れずに持ち替える
- 移動開始
- トイレを済ませておく