食事介助マニュアル
準備
準備
ReHOPE 2F食堂
| モノ | 場所 | |
|---|---|---|
| エプロン | @出入口の鴨居フック | |
| ティッシュ | ||
| スプーン | @出入口の鴨居フック(ティッシュケースに付いているEVAポーチ) | |
| フォーク | ||
| 内服薬 | @ピクチャーレールのお薬カレンダー | |
外出先
| モノ | 場所 | |
|---|---|---|
| エプロン | @本棚:中段[外出用巾着(和柄)/食事ポーチ] | |
| スプーン | ||
| フォーク | ||
| キッチンはさみ | ||
| 内服薬 | @ピクチャーレールのお薬カレンダー | |
| 貼付剤 | ||
| 油性ペン | @本棚:中段[外出用巾着(和柄)/食事ポーチ] | |
| リハパン | @本棚:中段[外出用巾着(和柄)/おむつポーチ] | |
| 昼用パッド | ||
フロー
フロー
ReHOPE 2F食堂

2025年7月現在、お薬のおかげでADL爆上がりです。基本的に食事介助は不要です。
左眼が見えていないのでたまにこぼすことがあったり、無意識に手で食べてしまうことがあるけれど、普通米飯・一口大おかずが食べられるし、食欲旺盛でいつも完食です。
介助は、ⓢが食べやすい環境を作ることだけです。配置の工夫・使いやすい道具提供でうまくいってます。
1
食堂へ
- 11:45になったら、〈エプロン〉〈ティッシュ〉〈EVAポーチ〉をⓢに持たせ、〈内服薬〉を車椅子のハンドルの薬入れに入れて、食堂へ連れて行く
- ⓢの席(真ん中のテーブル/奥/TV側)に車椅子を停める(両側ブレーキ)
- ⓢの席の後ろに献立表が貼ってあるのでチェックする
2
セッティング
- ⓢに〈エプロン〉を着け、下の端をテーブルの上に広げる
- 《トレイ》が届いたら〈エプロン〉の上・できるだけⓢ側に置く
3
配膳
- 食器の《蓋類》や《ネームプレート》はスタッフさんが取ってくれる
- 『お茶(コップ)』は《トレイ》の外(左側)に置く
- 《トレイ》の手前
- 左側:『ご飯茶碗』
- 右側(中央):『メインメニュー』
- 食器の持ち替えが困難+視界に制限があるので、『ご飯茶碗』や『汁椀』は左右に並べず、左手で持てるように左側に置く
- カレーライスや麺類などの献立のときは『メインメニュー』の位置に置く
- 《トレイ》の奥
- 左側:『汁椀』
- 中央〜右側:『小鉢(サイドメニュー)』
- 《トレイ》の一番奥
- 『デザート』
- 施設の〈箸〉や〈スプーン〉もⓢの手が届かない一番奥でOK
- 食べやすい(〈スプーン〉ですくい状態)にする
- 『ご飯』は、施設の〈箸〉でほぐす
- 『メインメニュー』の一口大が大きすぎる場合や、『デザート』がゼリーなどの場合は、施設の〈スプーン〉で予め一口大に小分けにしておく
- 『漬物』があるときは『ご飯』の上にのせたほうがいいか確認し、ⓢのYES/NOにあわせて対応する
- カレーライスやビビンバなど混ぜたほうがいいか確認し、ⓢのYES/NOにあわせて対応する
- ⓢに①の3.でチェックした献立を、食器の位置を指差しながら伝える
- 『ご飯』『●●(汁物)』『●●(メイン)』『●●(サイド)』『●●(デザート)』
4
食事開始
- ⓢの右手に〈マイスプーン〉を持たせる
- ⓢ「いただきまーす」
- ⓢが自分で食事できている様子を確認できたら、
- 昼食時:ⓢへ「またあとで来るね」の声かけ
- 夕食時:ⓢへ「今日は帰るね」の声かけ
5
昼食時:しばらくⓢだけで食事 → ほかのアテンド業務を進める
夕食時:ここでアテンド業務終了
6
介助に戻る
- 12:20になったら食堂へ戻る<完食していれば⑦へ>
- ⓢだけの食事はおよそ20分
- (見えていなくて・うまくすくえなくて)食べ物が残っている場合は、すべてを『ご飯茶碗』に移してⓢに渡す(→どうしてもうまくいかなかった時だけスプーンで食べさせてやる)
7
食事終了
- ⓢ「ごちそうさまでした」
- 〈ティッシュ〉をⓢに渡し、自分で口を拭かせる
- ⓢの手や口まわりの拭き残し、〈エプロン〉にこぼれたものを〈ティッシュ〉で拭き取ってやる
- 《トレイ》を傍によけ〈エプロン〉をはずし、洗面台の食器用洗剤を使って〈スプーン〉を洗う
- 『お茶(コップ)』だけ残して、スタッフさんへ「お薬の確認をお願いします」の声かけをして、〈内服薬〉を飲ませてもらう
- 畳んだ〈エプロン〉、〈ティッシュ〉〈スプーン〉をⓢに持たせ、スタッフさんに「ごちそうさまでした」の声かけをして居室へ戻る
8
居室へ
- 〈エプロン〉〈ティッシュ〉〈スプーン〉を元の場所へ戻す
午後に訪問歯科がある場合
歯磨きをする
- 最初はⓢ自身で
- 最後に仕上げ磨きフォロー
外出先

〈箸〉も使えるけれど〈スプーン〉がベターです。また、〈ご飯茶碗〉や “少し深め” の〈取り皿〉など、ⓢが左手で持つことができて口につけられる器を提供してもらえる食事(和食または中華)でなければ、こぼしまくりで同行者はひたすら介助することになります。
〈スプーン〉持参は必須です。〈キッチンはさみ〉もあると助かります。
1
セッティング
- 食事の前にトイレを済ませておく
- できるだけ深く・座面と直角になるように座らせる
- 膝がテーブルに当たらないように車椅子のフットレストを左右に開く
- 介助者の利き手と反対側にⓢを座らせる
- 一口大にカットする必要があるので、注文した料理によっては&お店によっては〈ナイフ〉もお願いするか、持参した〈キッチンはさみ〉を使う許可(声かけ)をお店側にしておく
- 〈エプロン〉は首にかけず、胸から下を覆うようにかけてやる(通常のナプキンのイメージ)
- 〈スプーン〉をⓢがすぐ使えるように出しておく
2
配膳
- いつもどおりの位置に食器をレイアウトしなおす
- 左手前:『ご飯茶碗』
- 左奥:『汁椀』
- 食器の持ち替えが困難+視界に制限があるので、『ご飯茶碗』や『汁椀』は左右に並べず、左手で持てるように左側に置く
- 右手前:『メインメニュー』
- 左端:『お茶』
- 右端:〈お手拭き〉
3
食事開始・ひたすら介助
- ⓢ「いただきまーす」
- ⓢの右手に〈スプーン〉、左手に『ご飯茶碗』を持たせる
- 料理を一口大にカット→『ご飯茶碗』または〈取り皿〉の上にのせる をひたすら繰り返す
- のせるときに料理名(食材)を伝える
- 麺類のみ〈箸〉、それ以外は〈スプーン〉で食べる
- 刺身は醤油をつけるところまで介助者が対応する
- ご飯が冷えて固まると〈スプーン〉でうまくすくえないので、ときどきほぐしてやる
- 疲れたり・料理が少なくなってきたら(うまくすくえなくなったら)介助者が食べさせてやる
4
食事終了
- ⓢ「ごちそうさまでした」
- 〈おしぼり〉をⓢに渡し、自分で口を拭かせる
- ⓢの手や口まわりの拭き残し、〈エプロン〉にこぼれたものを〈ティッシュ〉で拭き取ってやる
- 〈エプロン〉をはずす
- 〈スプーン〉も忘れずに持ち替える
昼食時の場合
13時に必ず 貼付剤 対応!(スマホのアラームをセットしておく)
※空袋は持ち帰って看護師へ提出
いずれの場合でも
食後に必ず 内服薬 の服用対応し!(カトラリーケースに入れておく)
※空袋は持ち帰って看護師へ提出
- トイレを済ませて移動開始