コロナ発症時(2024.07.23)の症状は『高熱』・『咳』・『声枯れ』。
2日目夕方には解熱(解熱剤服用)。咳・声枯れは発症より2週間後(2024.08.07)時点で8割程度回復。
居室隔離期間中はほとんど臥床で、食事も食介で2割程度。食欲不振に伴う体力低下のため罹患後も離床時間が短く、廃用症候群 進行が心配…。
《ケアマネ:藤吉さん》とは全て情報共有、《チーム節子》で対応!
診療
診療
訪問診療
ちどりばし在宅診療所:2024.08.08
「外来受診時の移動がしんどくなってきたな…」と感じ始めていた矢先にコロナに罹患し「緊急の処方(解熱剤など)をしてもらいたい」という事態に直面したこともあって、訪問診療を決意。
《ケアマネ:藤吉さん》に相談して、OT田中さんもいる(外来主治医の江島先生に担当していただけるかもしれない?)『ちどりばし在宅診療所』を希望したところ、了承を得られた。
契約手続きの窓口は《師長:田中さん》。
- 契約:2024年8月8日(木)14:30
- 担当
- 医師:小野 富士雄
- 看護師:能見
- 初回訪問診療:2024年8月14日(水)14:30〜15:00
往診
上山門クリニック:2024.08.07
コロナ罹患で臥床が続き仙骨部に褥瘡発症。《サ責:妹尾さん》に相談し、ケアポートに往診に来ている上山門クリニックを勧めていただき往診依頼。(手続きはすべて妹尾さんにお任せ)
『往診』は『訪問診療』とは異なり、特に事前に契約なども不要で助かった。診察が必要なときだけサ責経由で希望すれば来ていただけるとのこと。
- 初回訪問診療
- 2024年8月7日(水)11:00
嚥下
嚥下
水分補給時
ストロー付きコップを用意:2024.07.30
2024.07.30
2024.07.31
- 食堂用
- ストロー穴付きコップ
- ストロー(6mm/黒/約50本)
- 居室用
- ストロー穴付きコップ
- ストロー(6mm/黒/約50本)
水分補給時、うまく飲めず咽(む)せる。(特にベッド半座位)
《サ責:妹尾さん》からの助言でストローお試し。
[とろみ剤]導入:2024.08.01
2024.08.12
2024.08.15
2024.08.13
《サ責:妹尾さん》からの助言で、食堂や居室での水分(お茶)にトロミお試し。
《いきいきDS》とも情報共有+お試し。お試し期間は施設のトロミ剤で対応。
「採用」決定につき、ⓝ2024.08.06購入→2024.08.12商品到着→各所へ持ち込み。
- 食堂用・ケアポートDS用
- 『ソフティアS』500g/蓋・スプーン付き
- 『ソフティアS』500g
- いきいきDS用
- 『ソフティアS』500g/蓋・スプーン付き
食事
食事介助:2024.07.24
2024.07.24
2024.08.01
2024.07.30
07.23夕食はⓝ食介。以降、居室隔離中はHS介護士食介。昼食は確実に食介対応(DS介護士・ⓝ)。居室隔離介助後、食堂での朝食・夕食でHS介護士がどの程度食介に入ってくださっているかは不明。摂取量が昼食に比べて少ないようなので未対応なのかも?→担当者会議で確認+お願いする。
[介護食]対応:2024.08.01
2024.08.01
2024.08.02
2024.08.03
- 主食:軟飯
- 副食:きざみ食
《サ責:妹尾さん》からの助言で、常食から介護食に切り替え。《いきいきDS》にも対応依頼。
栄養補助
2024.08.09
2024.08.11
2024.08.10
《サ責:妹尾さん》からエイシン調剤薬局へ試供品依頼。
到着後、日中に対応できるDSとⓝでお試し。(クリミール×10本・アイソカルゼリー×6個)
お試し結果
| 年月日 | 商品 | 味 | 結果(備考) |
|---|---|---|---|
| 2024.08.09-金 | アイソカルゼリー | もも味 | ○ |
| 2024.08.10-土 | |||
| 2024.08.11-日 | クリミール | ヨーグルト味 | ? |
| 2024.08.12-月 | クリミール | ミルクティー味 | ○ |
| 2024.08.13-火 | |||
| 2024.08.14-水 | クリミール | いちご味 | ○ |
| 2024.08.15-木 | アイソカルゼリー | チョコレート味 | △:1/3 |
| 2024.08.16-金 | ⓙお土産 | ||
| 2024.08.17-土 | |||
| 2024.08.18-日 | クリミール | コーヒー味 | まぁまぁ |
| 2024.08.19-月 | ふーさんお供え | ||
| 2024.08.20-火 | |||
| 2024.08.21-水 | ふーさんお供え | ||
| 2024.08.22-木 | アイソカルゼリー | 黒糖風味 | ○ |
| 2024.08.23-金 | ⓙお土産 | ||
| 2024.08.26-月 | クリミール | ココア味 | |
| 2024.08.28-水 | アイソカルゼリー | スイートポテト味 | |
| 2024.08.30-金 | クリミール | コーンスープ味 | |
褥瘡
褥瘡
発症時処置対応
軟膏:2024.08.01〜07
クッションを用意:2024.08.01
《サ責:妹尾さん》からの提案で側臥位用のクッション持ち込み。可能な範囲で臥床時の体位変換の実施。
往診
上山門クリニック:2024.08.07(初診)
午前中に皮膚科の医師(曽根崎先生)と看護師2名が来室。《施設看護:竹下さん》も同席。
洗浄〜問診〜診察〜処方を速やかにご対応くださった。
《施設看護》と《ケアポートDS》が共有できるので、《いきいきDS》預け用も含め「2本」処方していただいた。
2024.08.07
2024.08.08
施設看護と併用
上山門クリニック:2024.08.21
午前中に皮膚科の医師(曽根崎先生)と看護師2名が来室。《施設看護:竹下さん》も同席。
洗浄〜診察。「経過良好」とのこと♥︎
処置時のドレッシング剤は、フィルムからテープへ変更。
上山門クリニック:2024.09.04
午前中に皮膚科の医師(曽根崎先生)と看護師2名が来室。《施設看護:竹下さん》も同席。
洗浄〜診察。「完治」とのこと♥︎
備品
処置用備品(ガーゼ・ドレッシング材)準備:2024.08.22
2024.08.22
《いきいきDS》から処方薬だけでなく備品も提供依頼があったので、ⓝ2024.08.10購入。商品がなかなか到着せず、その間に2回目の往診があり、《施設看護:竹下さん》にガーゼ(50mm*50mm)とドレッシング材(テープ)を提供してもらって《いきいきDS》へ持ち込み。
2024.08.23商品到着→267保管。
福祉用具
マットレス変更(ファイバー→体圧分散):2024.08.07
ⓢ自身で体位変換ができないため(仰臥位のみ)、《ケアマネ:藤吉さん》から《クローバー:小林さん》へ指示してくださり、褥瘡予防を目的とした『体圧分散マットレス』に交換。
車椅子用クッションサンプル(ジェルトロン・アウル):2024.08.14
座位時の体圧分散を目的としたジェル系2種類をお試し。
マットレス変更(体圧分散→エア):2024.08.16
介護士による就寝時の体位変換が期待できないため、体位変換を目的とした『エアマットレス』に交換。スモールチェンジ機能(骨盤を中心に対角線上の小さな体位変換を自動化したシステム)搭載の電動マットレスで、15分ごとに空気が入ったり抜けたりすることで体圧がかかる箇所を変更する優れもの。
車椅子デモ機A:2024.08.16
臥位だけでなく座位においても体圧分散に対応するため、クッション導入時にアームレストの高さ調整ができる車椅子を試供。臥床↔︎離床を繰り返しているので移乗介助時にも便利なアームレストはね上げ式の機種を《クローバー:小林さん》から提案していただいた。
車椅子デモ機B:2024.08.19
デモ機Aは、「背もたれが倒れすぎているな…」と感じ、背張りで調節してみたものの期待する角度にならず…。同じ感想を《いきいきDS》からも連絡帳で感想をもらったので《クローバー:小林さん》へ連絡。すぐに別の機種を試供。こちらもアームレストがはね上げ式で、フットレストはレッグサポートが付いていて、長さ調整可能で着脱式。何よりバックサポートが垂直に近いのでⓢもAよりBのほうが座りやすいとのこと。OT田中先生にも確認してもらう。
車椅子・車椅子用クッション:2024.08.24
8/21にデモ機BをOT田中先生に確認してもらい、車椅子は元の機種継続で「問題なし」との結論。『ジェルトロンクッション』クッションのみ追加で様子見することになった。
うつ症状
うつ症状
発症時対応
経緯・方針共有
コロナ罹患前でも「早くオトーサンのところにいきたい」とはよく言っていた。自分ひとりでできることがほとんどなく、言葉もうまく話せないし目も見えにくい。「なんとかならんの?(死ぬ方法はないの?)」という訴えには「インターネットで調べてみたけど、安楽死をさせてくれる国もないし薬もないみたい。方法があるとすれば自分で死ぬか・誰かに殺してもらうかしかないよ。ママは自殺しようと思っても自分じゃ何もできんやろ?となるとⓝがママに毒を飲ませるとか首をしめるとかしかない。でもよ、そんなことしたらⓝは一生刑務所よ。それにもし失敗してしまったら、ママだけ生き残ってⓝは何もしてやれんくなるんよ」と説明したら「それはダメやね(困る)」と…。
散歩に連れ出したり、オヤツを買ってあげたり、一緒に歌をうたったり、洋服を買ってあげたり、外来のときはホテルランチしたり…。ⓢの気が紛れること・楽しくなることを心掛けてきた。
コロナ罹患後、とうとう『死』という言葉を口にするようになった。ⓝだけにならまだしも、DSでも「死にたい」と言うことがあると報告があった。「死んでしまいたい」という気持ちと「助けて欲しい・心の苦しみを止めて欲しい」という気持ちのどちらもあると思う。ⓝの方針・対応を《ケアマネ》・《サ責》・《ケアポートDS管理者》で共有。アテンドデーはできる限り長く滞在して、本を読んであげたり、ママの気分が少しでも晴れやかになるような楽しい会話をするようにしてます。
■ⓝの対応
- 感情を理解するように努める
- 「ⓢがどんな気持ちなのか」「自分がその立場だったら…」と考えるとやるせない。真摯に向き合っていること・共感していることをちゃんと伝える。
- ⓝが気丈でいること・ⓢの理解者であり頼れる存在だということ、がⓢにとって安心材料になるとは思うけれど、「ママに『死にたい・死にたい』と言われる娘もとても悲しいんよ」と本気で向き合っているからこそ感じている気持ちも素直に伝える。
- その上で最善を尽くすことを具体的に伝え実行する。
- 専門的な治療を求める
- 医療で対応できないか《ケアマネ》に相談
- 《ケアマネ》↔︎《訪問診療看護師:能見さん》で相談
- 《訪問診療看護師:能見さん》↔︎ⓝで相談
■ⓢが「死にたい」と訴えてきたとき…
- 真剣に耳を傾ける・誠実な態度をとる
- 『訴えを否定する』『話を変える』『(不自然に)明るく振舞う』『(適当に)励ます』ことはしない。NG!
- 「娘さんがお医者さんに相談してるそうですよ。解決する方法を考えてますよ」と、ⓢの訴えや気持ちに寄り添って行動していることを伝える。
うつ症状の軽減について、《訪問診療担当医:小野先生》に診察〜処方していただけることになった。
診察・処方
ちどりばし在宅診療所:2024.08.23(担当医:小野先生初診)
予定日より5日繰り上げて医師(小野先生)と看護師(さかえさん)が訪問診療に来てくださった。《施設看護》も同席。ⓢは臥床中だったのでⓝからコロナ罹患後の症状を報告。小野先生にⓢとⓝの希望を伝えたところ、「気持ちが楽になるお薬を考えてみます」と今後の対応について検討してくださる回答があった。丁寧な診察とⓢに寄り添う優しい声かけをしていただいた。ⓢも少し安心した様子だった。
気持ちを落ち着かせる ミルタザピン錠 という内服薬を処方してくださった。
副作用:2024.08.27
朝、DSを休みたい(眠い=自室のベッドで寝ていたい)というⓢからの着信があり、《ケアポートDS:永井さん》に連絡→《施設看護:竹下さん》にバイタルチェックをしてもらって→《ケアマネ:藤吉さん》と相談してDSをお休みさせることにした。
ネットで調べたところ『服用を開始してから数日間は、強い眠気が起こり、1日中寝てしまうこともあるといいます。』という記載をみつけたので、今朝の倦怠感は副作用かもしれない。
