●=ⓝ/●=ケアポート箱崎/●=ちどりばし在宅診療所/●=千鳥橋病院/●=原三信病院(東館)
発症〜救急搬送(9/4)
発症〜救急搬送(9/4)
朝の電話
起床後の7時過ぎ or 朝食後の8時半過ぎには毎朝電話をかけてくるⓢ。
今朝は8:41→8:43→8:45→8:47の4回、着信があった。すべて何も話さないで切れた。TVの音だけが聞こえてきてた。「ママー!ママー!聞こえる〜?聞こえてますかーーー?」と散々叫んだけど応答がない。テーブルの振動で勝手にコール(誤発信)というケースもあるので、そう思い込んでいつもどおり10時に居室を訪ねた。
せめて…かすかにでも…何か訴えようとしてくれれば(うめき声でも聞こえてきていれば)、スタッフさんへママの部屋へ行ってくれるようⓝから電話できたのに…。異変に気づけなくて悔しい。
居室にて
到着時は車椅子に座ったまま傾眠していた。これはいつものこと。
そして普段どおり、まずは「ママ〜、ⓝが来たよ〜。トイレ行くー?」とトイレ誘導の声かけ。ⓝの声で目を覚まし「うん」と答えたのでトイレへ。車椅子から便座への移乗時は手すりに掴まり立ちするんだけれど、頼りない感じがしたので支えながら対応。〈寝起きだし、足に力が入らないんだろう…〉と思った。トイレでの排尿はなくパッドに少量のみ。
コロナの廃用でうつ状態になっていて、訪問診療医から抗うつ剤を処方してもらっている。『飲み始めの時期は眠気がでることがある』という副作用のことが頭にあったし、最近は午前中1時間くらい・午後の2〜3時間は臥床して過ごしているので、朝の傾眠も “いつものこと” と思ってしまった。
ⓝ「ママ、眠いんだったらベッドで寝たほうがよくない?」→ⓢ「うん」
スタッフさんに臥床介助してもらってベッドに横になった。
臥床してすぐ、[上山門クリニック](皮膚科往診)が来室。褥瘡は「完治です」と診断され、「ママ、良かったね!お尻のケガ、治ったってよ!」と声をかけると「良かった」と一言つぶやいてまた眠りに落ちた。
食堂にて
昼食の時間になりスタッフさんに離床介助してもらって車椅子へ移乗。バトンタッチしてⓝがトイレ介助。先のトイレ同様、ヨタヨタしてるし目は閉じたままだし、排尿はパッドのみ。リハパンをあげるときも立位をキープできないので抱えるように介助。なんだか熱っぽい気もするので、居室の体温計(非接触)で計測したけど36.9℃。
食堂に移動。ⓢの席に車椅子を停め、エプロンをつけて昼食開始。食事を促すけれど眠そうなままで「今日はⓝが最初っから食べさせたほうがいい?」と尋ねると頷いたので、最初から介助して食べさせたけど、3:3くらい入ったところで「もういい」と口を開けてくれない。
最近の昼食は10:10入るのにおかしい。朝食はどれくらい入ったかスタッフさんに尋ねたら5:7との回答。朝食・夕食は食介ナシなので、半分以上自分で食べられていたら及第点。
「冷たくてチュルンとしたのなら入る?杏仁豆腐よ」とスプーンで口に運ぶと、デザートは7割ほど食べてくれた。
朝食後にスタッフさんがⓢに接している(口腔ケア・トイレ介助・臥床介助・離床介助)。そのあとにも皮膚科往診の医師や看護師、同席した施設看護師もママに接しているのに、誰も『いつもと様子が違う(熱がある/倦怠感がある)』と気づかなかったけど、ミルタザピン錠 の副作用と言ってもこの眠そうな感じはやっぱりおかしい。
すぐ近くのテーブルにいた施設看護師さんに「ママの様子がいつもと違う気がするのでバイタルとってもらえます?」と測定をお願いした。脇に挟む体温計で38.6℃!SpO2も95を下回っている。「至急、訪問診療の先生に連絡とってみます」と[ちどりばし在宅診療所]へ電話してくださり、ⓢは自室で臥床させた。
- [ちどりばし在宅診療所]OT/森松:訪問リハお休み連絡
訪問診療
[ちどりばし在宅診療所]の小野医師(担当医)と看護師さんが防護服姿で来室。バイタル測定・検温(39.1℃)・検査(コロナ・インフル等)・採血・診察を速やかに済ませ「解熱剤があるなら飲ませてください。検査結果が分かり次第、施設看護師か娘さんにお電話しますので」と帰られた。
竹下さん(施設看護師)がすぐに解熱剤(コロナ罹患のときにⓝが持ち込んだ市販薬)を持ってきてくれたのでⓢに飲ませ、[ちどりばし在宅診療所]からの連絡を待った。
約2時間後、小野医師から電話があり「コロナとインフルは陰性。ただバイタルや採血の数値的に何かの感染症の疑いもあるので病院でちゃんと検査しましょう。こちらで千鳥橋病院と話しておきますので、そちらで救急車を呼んで千鳥橋病院指定で来てください」と指示をいただいた。
竹下さんと情報を共有し、『持参薬の準備』・『救急車の手配』をお願いして、ⓝは入院の支度を開始。思いつくモノを片っ端からエコバッグに詰め込んだ。
腰椎圧迫骨折のときに入院準備は経験済み。おまけに今は施設にいるので持ち物はほとんど記名されている。あっというまに準備ができた。
267→原三信
テープ式おむつ×5/パッド×5/バスタオル×2/タオル×4/布マスク×5/肌着(半袖)×5/靴下×5/眼鏡(+眼鏡ケース)/歯磨きセット(歯ブラシ・歯磨き粉・コップ・うがい受け)/整容セット(トレイ・ヘアブラシ・保湿剤・リップクリーム・ドライタオル) →病室に持ち込んだモノ
救急搬送
ケアポート → 千鳥橋病院
自室に救急隊到着。ストレッチャーに移乗したⓢと大荷物のⓝを乗せて千鳥橋病院へ出発。道中は救急隊から聞かれる質問に淡々と答えた。千鳥橋病院に到着してからはⓢと別れ、ベンチで検査結果を待っている間に妹たちへLINE(をしている間に藤吉(ケアマネ)も駆けつけてくれた)。
1.5時間くらい待った頃だと思う。千鳥橋病院ERの診断は『結石による感染症が疑われる』とのことだった。「高熱・血尿・左腹部の痛み・左腰部の痛みがあれば原三信病院を受診するよう、当時の主治医から指示されている」と伝えると「カルテにもそのように記録されてます。原三信に問い合わせてみます。これから(千鳥橋病院に)入院してもらって、原三信から受け入れの連絡が入り次第(明日・明後日)転院ということになると思います」という説明を受けた。《*千鳥橋病院は泌尿器科がない》
膨大な入院手続き書類を片っ端から記入していると「沢山書いてもらったのにスミマセン!今日、これから原三信が受け入れてくれるそうです。すぐに救急車で移送します。恐れ入りますが支払いを済ませてください」と受付へ案内された。救急車到着のほうが早く、会計処理が間に合わなかったので翌日支払いに来ると連絡先を書いてERへ戻った。
救急搬送
千鳥橋病院 → 原三信病院
一日に2回も救急車に乗るとは想像もしなかった展開。千鳥橋病院ERのササキ医師も同乗してくださって原三信病院(本館:救急外来)へ。
ササキ医師とⓢを乗せたストレッチャーがERに入っていくのを見届けて、ⓝはまたもや膨大な入院手続き書類と格闘。メガネ(中)を借りてせっせと記入した。〈「わかる範囲で構いません」と言うくらいなら、マイナンバーカードと全部紐づけてほしい。〉
ササキ医師が原三信の当直にいろいろと引き継いでくださりERから出てこられた。「まさか今夜のうちにこちらへ受け入れてもらえるとボクも思っていなかったので良かったです」と帰られた。
書類の記入も終わり、病室の準備を待っている間、ERに入れてもらえた。ママは目を覚ましていた。ⓝ「ママ、今ね、原三信病院。これから入院するんよ。今日ね、ものすごく高い熱が出て、小野先生が来てくれて、そのあと救急車で千鳥橋病院に行って検査したあと、また救急車に乗って原三信に来たんよ。2回も救急車に乗ったとよ」→ⓢ「へ〜」→ⓝ「今はママが入院する病室を準備してくれよるところ。病室まで一緒に行くけん心配せんで寝てていいよ」
しばらくして東館の4Fに案内された。ⓢが先に病室に通され、ⓝはスタッフステーション前で待たされた。病棟看護師によるチェックが済んだところでⓝも病室に通され、持ってきた荷物をザッと棚に収めて、ママが眠るまで付き添ってからスタッフステーションに戻った。
明日、担当医が決まり、午前中のうちに詳しい検査があるとのことだった。「(面会時間の)13時には必ず参ります。緊急の場合は電話連絡をいただければすぐに参ります」と約束して帰途についた。
入院2日目(9/5)手術①
入院2日目(9/5)手術①
ToDoリストづくり
とにかく急なことだったので、午前中のうちに済ませておきたいコトや持ち込みたいモノがアレコレある。頭の中を整理。
- [中村眼科医院]受付:9/20分予約キャンセル
- [ケアポート箱崎]副所長:入院先連絡[原三信病院]
- [ケアポート箱崎]副所長:中村眼科医院送迎キャンセル
- [香椎あいあい歯科医院]院長:9/6分予約キャンセル
706→原三信
リンスインシャンプー/洗面器/ティッシュ(ハーフボックス)/油性マジック太/油性マジック細/マスキングテープ(白)/ハサミ →病室に持ち込んだモノ
購入→原三信
ボディソープ/不織布マスク →病室に持ち込んだモノ
267→706
洗濯物(汚れ物)/ガラケー/ガラケー充電ケーブル →病室に持ち込んだモノ
入院準備(第2弾)
- [ケアポート箱崎ヘルパーステーション]サ責/妹尾:昨日の報告
267→原三信
カーディガン/眼鏡クロス/テープ式おむつ/パッド/バスタオル/エプロン/スプーン/ストロー/レジ袋/ポリ袋/イヤホン →病室に持ち込んだモノ
大荷物なのでタクシーで千鳥橋病院へ。
会計
保険証を提示し、昨日分の精算。《*保険証は706で管理しているため昨日は持ってきていなかった》
- [千鳥橋病院]窓口:支払(¥4,710/9月4日分)
挨拶
千鳥橋病院の帰りに下記も済ませた。
- [福岡医療団介護支援センター]ケアマネ/藤吉:昨日の報告
- [ちどりばし在宅診療所]担当看護師/能見:昨日のお礼
バス移動(4停)するつもりだったけど本数が少ない。大荷物を抱えて徒歩で原三信へ。
保険証提示
面会時間の13時前に、済ませておける手続きから。
入院受付窓口で『マイナンバーカード』を提示し、カルテの共有などを承認。『介護保険被保険者証』もコピーをとってもらった。
入院セットレンタル手続き
オムツ類やタオル類は当面の分は持ち込んだし、プラン変更はいつでも可能ということなので、村田さん(看護師)に確認して、まずは『患者衣』のみ、提携のカクイックスでレンタル。
診断(検査結果)の報告・治療方針の説明
スタッフステーションに到着すると、相島医師(外来通院時の担当医)から着信。目の前にいることを告げて電話を切り直接説明を受けた。 →2024.09.05:経皮的腎瘻造設術
午前中の検査から 腎盂腎炎 と診断。 経皮的腎瘻造設術 という手術をしなければならないとのこと。
中野医師(入院担当医)から「元々予定されている手術がいくつもあって現時点ではどこのオペ室も空いていないのですが、早期対応しなければならないので本日中にオペ室が空き次第手術をします。麻酔は局所麻酔、時間にして1〜1.5時間程度の手術です」と説明があり、必要書類にサインして待機した。 →サインした書類
手術
左腎臓に 経皮的腎瘻造設術 の施術。
手術を待つ間、ⓝは荷物整理。 →病室に持ち込んだモノ
1時間ほどで終了し、中野医師・相島医師のお二人から説明があった。 →2024.09.05経皮的腎瘻造設術
病室 455 にて
ⓢが病室へ戻ってきた。
村田さん(看護師)から看護計画を提示されてサイン。連絡先を確認された際、情報が古かったので更新(配偶者死亡/ⓝ固定電話削除等)。
医療ソーシャルワーカーの今泉さんと挨拶。「藤吉さん(ケアマネ)とは情報共有済みです」とのこと。
ⓢが理解できたかどうかはわからないけれど、無事に手術が終わったことを説明した。しばらく付き添い、17時半頃に退室。
入院1週目(9/6〜10)
入院1週目(9/6〜10)
『福岡の民話』返却
最近、ケアポートの蔵書『民話と伝説マップ北九州むかしばなし 第二集』の読み聞かせをしていた。見開きで一話の絵本で、ⓢも気に入っていたしⓝも読みやすかった。同じような本が他になかったので、入院前日の9/3に久しぶりに県立図書館へ行き、『福岡の民話』という本を借りてきていた。
「今日から読んであげるね」とその本の表紙を見せた数時間後に、まさか救急搬送されることになろうとは…
返却しそびれるといけないので、早々に返しに行った。
入院準備(第3弾)
村田さん(看護師)から “とろみ剤” を持ち込むよう指示をもらっていたので、今日もケアポート経由。
267→原三信
とろみ剤(蓋あり)/とろみ剤(リフィル)/ⓝの眼鏡/ⓝの冷汗剤/マスキングテープ(赤) →病室に持ち込んだモノ
- [ケアポート箱崎デイサービスセンター]生活相談員/永井:入院の報告
12:45、ⓨにピックアップしてもらって原三信へ。
病室 455 にて面会
ⓝ+ⓨで面会。ⓨの声かけにⓢはしっかり反応。約2h滞在。
追加の荷物も整理して、必要なモノに記名。
書類受取
手術前にサインした書類のコピーを石橋さん(クラーク=病棟事務)から受け取った。 →サインした書類
面会お休み
福岡高校の体育祭応援につき、面会ナシ。
病室 451 にて面会
ⓝ+ⓣで面会。455号室に行くともぬけの殻。
痰が絡むようになったらしく、看護頻度があがったため、スタッフステーションに近い451号室に病室移動していた。
途中、痰吸引に立ちあわせてもらった。鼻からカテーテルを入れて痰を吸い出し、自ら咳ばらいできたらクリア。看護師さんと一緒にママの体を押さえ込む辛さと言ったら…。でも、痰がなくなるとおしゃべりもしやくすなり、ⓣの声かけにⓢはしっかり反応。約1.5h滞在。
病室 451 にて面会
ⓨがミィとユゥを連れて面会。
病室ではすやすや寝ていて、しばらく3人でおしゃべりしてたら、目を覚ましたので順番に声をかけたよ。時々笑顔を見せてくれました。娘たちがせいさんに声をかけながらポロポロ泣くからもらい泣きしちゃった。あまりの変わりように驚いたみたい。
病室 451 にて
主治医からの指示で夕方訪問。到着してまもなく中野医師が病室へ来てくださり、嚥下と栄養補給についての説明を受けた。
夕食時間(通常18時)に食事の様子を見たかったけれど、食事が運ばれてきても、村田さん(看護師)が大声で呼びかけても、起きる気配ナシ。滞在2hの間、一度も目を覚まさなかったので会話もできずじまい。
ⓝは今日、ⓢと話せなかったけど、昼間にⓨ親子と過ごせたからヨシとしよう。
嚥下評価・方針の説明
嚥下評価について、テストや検査方法・結果表などの提示があるわけではなかった。
- レベルは中等度
- ミキサー食を看護師による食事介助で摂取
- 食事ができないとき(熟睡)は点滴で栄養補給
- 口からの水分以外にも点滴で水分補給している
- 服薬も大変なので持病治療に直接関係のない薬は嚥下の調子次第でスキップすることもある
などの話を中野医師から聞くことができた。
面会お休み
往路でゲリラ豪雨に遭遇。断念して面会ナシ。
入院2週目(9/11〜17)
入院2週目(9/11〜17)
入院準備(第4弾)
入院していなければ訪問リハOTの日。田中さん(OT)に渡すことになっていた書類を取りにケアポートへ。ついでに洗濯済みの衣類ほか(救急搬送時に着ていたパジャマ・入院翌日に持ち帰っていた汚れ物)を267の衣装ケースに戻した。
267→原三信
S字フック/バスタオル×1 →病室に持ち込んだモノ
原三信→267
初日の衣類(洗濯済)・入院2日目に267の洗濯カゴから持ち帰った汚れ物(洗濯済) →病室に持ち込んだモノ
- [ケアポート箱崎]事務/吉田:上山門クリニックの支払いについて
バスでちどりばし在宅診療所へ。
書類提出
訪問リハから休憩に戻られる時間帯を見計らって田中さん(OT)へ契約書を届けに行ったけれど、あいにく外出中。田中さん(師長)・能見さん(担当看護師)がいらっしゃったので託けた。9/5にお会いできなかった小野医師は在所されていたので、改めてお礼のご挨拶をした。
- [ちどりばし在宅診療所]担当医/小野:お礼
病室 451 にて
入院2日目の 経皮腎瘻造設 手術以降、 抗菌薬点滴 治療が続いている。ⓢは日中もほとんど目を覚まさないので覚醒するタイミングを気長に待つしかない。待ち時間に読むための本を持ち込んだ。
- [ちどりばし在宅診療所]OT/田中:書類受領の連絡・お見舞いの約束
帰り際、スタッフステーションにいらっしゃった相島医師と少し話ができた。
- ときどき微熱はあるが高熱はおさまっている
- (尿の)細菌もだいぶ少なくなっている
- まだ食事ができていない
帰りにザッと雨に降られてしまったけど、吉塚に着く頃に虹を見られた。
東区役所
弐番館605の入居者(借主)が家賃を滞納していると、管理委託会社のK氏から報告があったのは9/3。保証会社が立て替えてくれているので私たちに損害はないのだけれど、残念なお知らせだった。どうやら借主が仕事を辞めたらしく家賃滞納が3ヶ月目に入ったので、法的措置をとることになり、委任するⓝ側が揃えなければならない書類があるとのこと。それらを交付してもらうために東区役所へ。《*明渡訴訟参照》
ほかにも必須連絡を済ませておく。入院当日に往診終了した[上山門クリニック]への支払について、当方希望で調整していただいた。
- [ケアポート箱崎ヘルパーステーション]事務/中川:上山門クリニック→ケアポート箱崎へFAXされた『8月の2日分の請求書』を転送してくださった
- [上山門クリニック]中山:まとめてお支払いしたい旨相談。9月末までに『8月・9月の3日分の請求書』を発行しⓝ宅へ郵送→到着後振込
病室 451 にて
今日は読書を開始して15分くらいで覚醒。開口一番「なんか食べたい」と!
大急ぎでスタッフステーションの看護師さんに『食事はできているのか』『今、何か食べさせていいのか。食べさせてあげるとしたらプリンは大丈夫?』を確認したところ、「少し食欲が出てきたみたいです。今日はミキサー食を朝も昼も3割ほど食べられています。食事制限がないのでプリン、いいですね。ただ少しでもむせることがあればナースコールしてください」との返答。本館の売店へ走り、プリンを買って病室に戻った。
ⓢは目を閉じていて〈しまった…また落ちたかな…〉と思いながらも「プリン買ってきたよ!食べる?」と声をかけると目と口を同時に開けた。ベッドの背上げを50度ほど起こして食べさせた。久しぶりの食介♪ 3口ほど食べたところで口をモゴモゴさせたので〈甘すぎる?ベタベタしすぎ?〉とⓝも味見。激甘。とろみをつけた水分を用意してくれているので、ソレをスプーンで1口飲ませて「まだ食べる?」と聞くと口を開けた。その4口目をモグモグ〜ゆっくりゴックンして「もーいい」とご馳走さま。
看護師さんの話だと、ミキサー食はあまり美味しくないのだそう。食欲が戻ってきたⓢには(嚥下の問題は置いといて)味の濃さや食感などが物足りなく感じているのだと思う。一日でも早く、ミキサー→きざみ→一口大へと介護食が常食に近づくといいな。
ⓢがまた傾眠し始めたので〈もう一度目を覚ましたら少しおしゃべりして帰ろう〉とⓝも読書再開。しばらくしてタツコさんの携帯から着信があり、鍵がなくて困っているチーのために急遽帰宅することに。スタッフステーションに「家族の急用」と伝えて退館。
おむつサービス中断連絡
入院期間中は『介護保険』に関連するアレコレが一時中断して、医療保険のほうで管理される。ⓢのこともケアマネから医療ソーシャルワーカーに引き継がれる。
『介護保険サービス』に関わる事業者へは藤吉さん(ケアマネ)が連絡してくれるけれど、行政の『福岡市おむつサービス』はこちらから一報入れておくべきだった。すっかり失念。
今月の配達について電話があり、その電話で入院したことを伝えたところ「退院されたらご連絡ください」とのことだった。
- [有薗製作所]:退院後に当方より再開希望連絡
病室 451 にて面会
ⓢの食欲が戻ってきた。今日は朝3割・昼9割とのこと。ⓝふりかけ持参。
16時過ぎにⓐ面会。少し話せたし、別れ際にはⓢが自ら手をあげⓐと手をつないだ。
17時前にⓣ面会。今日は覚醒していてよかった。
追加請求連絡
救急搬送時の請求額に計上もれ(¥190)があったとの連絡。千鳥橋病院系列の支払いで利用していえる口座振替(ワイドネット)で支払うことになった。
- [千鳥橋病院]:口座振替で処理(¥190/10月末頃)
病室 451 にて面会
ⓨ面会。
| ⓨせいさんの爪切りはどうしてるの?少し伸びてるみたいだから。 | ||
| ⓝナッコも昨日気になった。これまではナッコが切ってたから。 「完全看護」と言われているので、勝手にする前に看護師に確認します。 | ||
| ⓨ了解です。 | ||
病室 451 にて
ⓝも気になっていたので爪切り持参で面会。ⓢ:「まだ(しなくていい)」と拒まれ玉砕。
今日、なんと、ココファンのサ責の美香さんからLINEをもらった。今でもⓢのことを気にかけてくださってありがたい。明日ⓢにも話してあげよっと。
病室 451 にて面会
敬老の日。ⓣが面会に来てくれた。ⓝがⓢの病室に来ている土日祝にはよく顔を出してくれる。今日は目が覚めている時間が長く、かなりハッキリおしゃべりができた。
食事は看護師さんや看護助手さんが食介して朝昼ともに3割程度。前回確認したときより少ない。まだまだ安定してないみたい。水分補給は点滴がメイン。
治療開始当初、抗菌薬点滴は1〜2週間という話だった。そろそろ点滴治療が一段落すると思われる。腎盂内の細菌がなくなっていれば一旦点滴が終了しリハビリが開始されるはず。
寝たきりが長くなると復帰にも時間がかかる。早々に起きて過ごせるようになってほしい。
11月のちどり保育園50周年式典に想いを馳せ、ⓝ「しっかりご飯食べて、元気になって、リハビリせないかんね」→ⓣ「そのときはホテルランチもできたらいいですね」→ⓢ「そうやね(笑顔)」→ⓝ「成富先生や松尾先生と会えるといいね」→ⓢ「(彼女たちは)どうしとーと?」→ⓝ「松尾先生は今も保育に関する講演とかしてるって聞いたよ」→ⓢ「すごいねー」などなど、おしゃべりした。
聞き取れなかったときに「なんて?」と聞き返す(受け流さない)くらい会話に対して意識・関心が高く、終始機嫌も良くて言葉のキャッチボールが結構長く続いた。
病室 451 にて
今日も結構おしゃべりできた。しかーし、爪切りは拒まれた。(笑)
オムツや患者着を交換するタイミングなどでちょくちょく清拭はしてもらえてるらしいけど、洗髪してもらえてないので(ほぼ2週間!)、頭を触った(掻いた)ときに爪に汚れが付く(挟まる)んだと思われる。ケガするほどは伸びてはないけど、爪にたまっている汚れをとってやりたいので、やっぱり爪切りしたいところ。
高橋さん(ST)が口腔内チェックで来室された。初めて療法士さんに会えた。
「嚥下はだいぶ回復されてます。食事中のムセもほとんどなくなりました。むしろ食欲がなくて…」とのこと。ちょっと前に9割と聞いたばかりだったのに残念。今は『ハーフ食』といって、元々の量が半分らしい(残り半分の栄養は点滴で補填)。その半量の食事でも、昼食は5口で終わったのだそう。ⓢ曰く「(体を動かしていないから)お腹が空いてない」とのこと。
訓練(体を動かす運動)開始に向けて調整していただきたい旨、高橋さんからOTやPTの療法士さんたちへ相談してほしいとお願いした。
入院3週目(9/18〜24)
入院3週目(9/18〜24)
面会お休み
病室 451 にて面会
『ⓢが寝ている間は読書をして過ごす』『スタッフステーションで食事量を確認する』がルーティンになって久しい。先週は「●割」という回答だったのが、今週は「●口」。トロトロのミキサー食では食べた気にもならない(それにきっと美味しくない)のだろうけど、頑張って食べてもらいたい。
ⓣが「今週末(三連休)仕事だからお見舞いに来られない」と今日寄ってくれた。ⓢはⓣの手を握って、呼びかけに「うん」「うん」と反応する。ⓝではない人の面会はやっぱり刺激になるんだろうな。
看護師さんに洗髪のお願いをして退室。《*担当看護師さんは毎日かわる》
吉塚に戻って駅コンコースの店でビール。帰りのサニーでⓐにバッタリ♪
往診支払
昨日届いていた皮膚科往診(8〜9月・3回分)をネットバンクで送金。
- [上山門クリニック]:振込(¥2,850/8〜9月分)
午前中はタツコさんからの依頼で1008に出動。クレジットカード手続き(web明細に切り替え)してあげて、パパへのおはぎをいただいて帰宅。春・秋のお彼岸には必ず「オトーサン、好きやったよね」と新田家の分も作ってくださる。ⓣとランチを済ませて病院へ。
病室 451 にて面会
最初だけⓣも面会(10分くらいで退室)。今日は結構覚醒していて、しっかりしていた。
薬やリハビリについて山口さん(看護師)と話ができた。9/17に高橋さん(ST)にお願いしてからすぐ(9/18から?)PTさんが来てくれているらしい。そういえば〈昨日来たときに棚になおしておいた室内履きが窓際に置かれていたな〉と思い出した。車椅子への移乗を試みたり、間接が硬くならないようにマッサージしてくれたり…らしい。直接PTさんと話したいとお願いしたらすぐに連絡をとってくださったけれど、あいにく帰られたあとだったので連休明けに再調整。洗髪もリクエスト。
今日のⓢは起きてるときはかなりしっかりしていた。目も開いているし受け答えもきちんとできていた。足にあたる腎瘻のチューブに気づいたのか布団の中でそっと触って不思議そうな顔をしていたので〈今だ!〉と入院・手術について説明した。
ⓝ「ママね、ものすごい高熱が出て救急車で運ばれたんよ。お腹の中の石が邪魔してオシッコが外に出らんくなっとったとよ。オシッコが溜まったままやったらどんどんバイ菌が増えるって。バイ菌がいっぱいのオシッコのせいでメッチャ熱が出たんだって。でね、そのバイ菌いっぱいのオシッコを外に出すために、ママの背中に穴を開けてチューブを挿す手術をしたとよ。そのチューブから今もバイ菌オシッコを出しよると。」→ⓢ「へぇ〜!」目を丸くしてた。
どれくらい理解できたか・次に会うときまで覚えてられるか、は微妙だけど、とにかく “やっと”・“ちゃんと” 説明できて良かった。
17時少し前、ⓢから「お腹空いた」発言。夕食時間は18時からとなっているけど、ⓝがそのくらいの時間までいても運ばれてきたことがない。このチャンスを逃したくないので大急ぎでスタッフステーションに走った。看護助手さんをつかまえて「できるだけ早く」と食介のお願いをした。
前述の看護助手さんは病室移動(455→451)を手伝われた方で、「引き出しの中がキレイに整理されていてビックリしました。何かそういうお仕事をされてるんですか?」と声をかけてくださったことがあった。こちらからも話しかけやすい雰囲気の方なのでついお願いしてしまったけれど、今夜の食介担当がこの看護助手さんとは限らない。『食欲あるかも』メモを残して退室。《*ユニフォームカラー:女性の看護師さん=ピンク/男性の看護師さん=ネイビー/看護助手さん=水色》
書類受取
EVを待っている間に石橋さん(クラーク)からサインした書類(『看護計画』と『入院診療計画書』の追記版)を受け取った。 →サインした書類
病室 451 にて
昨日は夕食時間まで在室する元気がなかったので、今日は18〜19時滞在のつもりで出動。ⓝが着いたときは眠っていた。
テーブルに昨日ⓝが書いたメモの空いているところに「少量でしたが『お腹いっぱいになった』とのお言葉をいただけました。デザートのゼリーは完食しました!助手フジタ」と書き添えてあった。夜、それも汗ダク・ヘロヘロで病院に来たⓝには、疲れも吹っ飛ぶ嬉しいメモだった。
棚には『せんたくもの』とマジックで書かれたポリ袋(使ったタオル)が置いてあった。眠っているⓢの頭をなでると髪がサラサラ!洗髪してくださっていた。
食事が運ばれてくる少し前に痰が絡むような咳をして、そのあと口からアワアワの唾を吐き出したので急いでティッシュで拭い取り、看護師さんを呼んだ。すぐに痰吸引が始まった。今日は鼻からではなく口から。嫌がるⓢをなだめて、口の中を空っぽにしたところで夕食開始。のはずだったんだけど、痰吸引でテンションだだ下がりのⓢは食事を拒絶。昨日、つい期待してしまい、今日、モリモリ食べるところを見られるかも!と往復1時間以上かけて来てみたけど、1〜2分でジ・エンド。
洗髪や食介メモなど、家族のリクエストに応えてくださるスタッフさんたちに感謝。
前の入院の時みたいに『連絡ノート』置いてもいいかも。
病室 451 にて面会
ⓝ+ⓨで面会。到着時は傾眠中。代わる代わるに声をかけて目を覚まさせた。
早々に爪切り着手。ⓨ=話しかけ続けて気を逸らす係、ⓝ=爪切り係、役割分担して切り始めたところで「清拭させてください」と看護師さん来室→デイルームでⓝⓨ待機→清拭が済んだと看護師さんが呼びに来たので病室に戻って爪切り再開。
立て続けに「体重を計らせてください」と看護助手さん来室→デイルームで待機→「終わりました。43kgでした」の報告をもらって病室へ戻り…を繰り返して、途切れ途切れではあったけど、足の爪まで切ることができた。〈寝たきり(全然歩いてない)からなのか、足の爪が以前より丸まってるような気がする…〉
食欲がない=口からの食事をほとんど摂ってない割に、体重は入院前とほとんど変わって(減って)なかったのには驚いたし安心した。点滴での栄養補給ってスゴイ。
今日の体重測定をしてくれた看護助手さんに名前を聞いたら、(一昨日のメモを残してくださった)藤田さんだった。やっとお名前と顔がリンクした。
連絡ノートを準備した。看護師さんたちが見てくれるかどうかはわからないけど、洗髪のお礼と爪切りの報告を記入した。
面会の帰りにⓨとゆめタウン博多のサイゼでおしゃべり。本日のキーワードは「なんか知らんけど」。おばーさまとママがどんどん似てくる。(笑)
面会お休み
病室 451 にて
ⓝ到着時ⓢ不在。ベッドごと検査に行っていて病室はもぬけの殻。誤嚥性肺炎や脳の確認のためのCT検査で、結石のほうではないとのこと。午前中も検査があったらしい。次の手術準備のための検査らしいので、検査結果については家族に説明があるかどうかは不明。
今日はうっすら目を開けたまま比較的長い時間覚醒してた。痰が邪魔しているのか・声が出にくいのかⓢからはあまり発言がなかったけど、ⓝが話す言葉にはちゃんと反応してうなずいたり笑顔を見せたりしていた。
途中、鼻と口からの痰吸引あり。痛がるし嫌がるけどⓢは激しく暴れないので、今日は看護師さん一人で対応された(押さえる係の看護師さん不要)。つい2,3日前に「夜1回だけ」と聞いたかと思えば今日は「2〜3時間おきに1回」って…。日によって違うみたい。
PTリハの様子を知りたい旨看護師さんに相談したところ、「明日は13:30から」という情報をゲットしたので、明日はリハの時間に訪問予定。食事は相変わらずゼリーのみらしいので、体を動かす→お腹が空く→食事する…のサイクル目指して、リハタイムはできるだけ同席して励まそうと思ってる。
あとは…、右眼が心配。8月受診予定分に行けてないし、高熱もコロナと腎盂腎炎で続いたし、悪影響が出てないといいけど…。
入院4週目(9/25〜10/1)
入院4週目(9/25〜10/1)
病室 451 + リハビリテーション室にて
PTリハの時間にあわせて出動。時間ピッタリに到着すると、車椅子に移乗するところだった。ⓢがベッドの端に座ってるではないか!ベッドのガード(手すり)を右手でしっかりとつかみ、PTさんに靴を履かせてもらっている間も端座位キープ。3週間、ベッドに寝ている姿しか見たことがなかったので、涙が出るほど嬉しかった。
ⓢを担当してくださるPTは迫田さん(女性)。名前は少し前に看護師さんから聞いたことがあったけれど、お会いするのは今日がはじめて。聡明な印象の美人さん。これまで9/18・19・24と3回リハに来てくださっていて(リハビリは平日のみ)、うち1回だけ病室を出るまではできたけどEVホールで拒否されて舞い戻ってきたのでリハビリテーション室までは1度も行ったことがないという話だった。これまでは車椅子への移乗だったり、間接のマッサージでリハが終わっていたらしい。
迫田さんはこれまでの状況(ⓢの機嫌や眠気)から「午後より午前中のほうがいいのかな?」と思案中だったとのこと。そこへ「同席したいので午後にリハビリしてほしい/面会時間内だったらリハの時間に合わせて来ます」と(昨日の担当看護師さん経由で)ⓝからリクエスト。「ご家族が一緒のほうが頑張れるかも」と思い直し、今日も『13:30から』にした+ご家族に伝えてくださいとお願いした。という経緯だと話してくれた。
ⓝがいてもいなくても、今日、ⓢの調子は良かったのかもしれない。まず昨日とは打って変わって目がパッチリ開いている。そして前述の座位姿。もはや別人。車椅子に移乗し、点滴やカテーテルがつながっている袋(採尿バッグ)を車椅子にかけなおして、いざ!リハビリテーション室へ出発。
道中、「お母様と娘さんは仲良しなんですね。(ⓢの雰囲気が)いつもと全然違います」「(ニヤリ)これまでもOTの訪問リハはすべてつきあってますからね。安心してくれてるのかも」など話しながら本館8Fに到着。千鳥橋病院のリハセンターほど広くはないけれど、清潔感のあるトレーニングルームという印象。すでに3名の方がリハビリ中だった。本日のⓢの目標は『立位』、できれば『歩行』。まず、平行棒の前で車椅子が停められ、車椅子から点滴スタンドへ点滴の輸液バッグを掛け替えてスタンバイ。両手をしっかり伸ばして棒をつかみ、迫田さんに支えられて立ち上がった。「ママ!スゴイ!スゴイ!」周りの患者さんや療法士さんに構わず大絶賛。一度、腰をおろして休憩。しばらくして「もう一度、立ってみましょうか」と促されてⓢ二度目の立位。「膝伸ばして〜、胸も張って〜、ピッ!」と訪リハOTのときと同じ掛け声で姿勢を正した。次の瞬間、ⓢ自ら右足を小さく1歩、前に出した。迫田さんとⓝは顔を見合わせて喜んだ。座って休憩→立って2歩、座って休憩→立って3歩、座って休憩→立って4歩。迫田さんは「信じられません!リハ室へも来てもらえなかったのに、娘さんと一緒だとこんなに!」と大喜びしてくれた。ⓢも笑顔でまんざらでもない様子。嬉しすぎ。
「今日はこれくらいにしておきますか?」の声かけにⓢは頷き、本日のリハビリ終了。移動も含めて40分間。病室までの帰り道も「歩行練習できるんだったら、患者衣をガウン(浴衣)タイプからセパレート(甚平)タイプにしたいですね。看護師さんに確認してみます」とか、「デイサービスの機能訓練ではペダル漕ぎや平行棒もしてました」とかとか、これまでのOTやSTの話をしていると、「いろいろとお詳しいですね」と迫田さん。「もう6年くらい、介護やらリハやらつきあってますから」と自信満々に答えました。ⓢが平行棒につかまり立ちした時、歩こうとしたのも〈いきいきでの訓練の習慣が自然に出たのかもな〉なんて考えながら病室に戻った。
今日の担当看護師は久保田さん。今日の食事は1:3、デザートのゼリーだけでなく食事も少し入っているみたい。あと、「昨日の検査には『脳神経内科』もあって、パーキンソン病の症状がみられるとのことで、脳内(脳神経内科)の先生から『ネオドパストン』というお薬が追加されてます」と教えてくれた。その薬の作用かどうかはわからない。けれど、今日は目もしっかり開いていて、反応もすこぶる良くて、痰が絡む様子もなくて、ちょこちょこ笑顔が出て、昨日とは “雲泥の差” ってくらい体調が良さそうだった。リハのあとはグッスリ。やっぱり疲れるよね。看護サイドとしては「ガウン>セパレート」ということもわかったので、もうしばらくは患者衣タイプの変更ナシ。
これまで15時前後に到着〜夕方退室という面会をしていたけど、今日からⓢのリハタイム優先、13:30前に到着(+1〜2時間滞在)という時間帯にシフトしようと思う。
あと、ヘッドボードに看護師さんのネームプレートが貼ってある日とない日があることがわかってきたので、こちらから積極的に名前を聞くことにした。
病室 451 + リハビリテーション室にて
今日は10分前に到着。ⓢは声をかけるとすぐ目を覚ました。「もうすぐリハビリの時間だよ〜。迫田さんが迎えに来るよ!」と声をかけたけれど寝起きでピンときてない様子。「昨日、運動するところに行って4歩あるいたやん!今日も運動しに行くよ」と説明したら徐々に目がしっかり開いてきた。「妹たちにも昨日歩けたことLINEしたんよ!みんな大喜びしてくれたよ」と伝えたら笑顔になった。13:30になったけれど迫田さんが来ないので〈ちょっと遅れてくる程度だろう・ならばⓢがまた眠くならないように話かけ続けねば!〉とコッチャンのテスト結果や学校.塾に通えてる話などをしながら迫田さんの来室を待った。13:35迫田さん来室。
ベッドに横になったままで先に固くなった足首を少しマッサージしてもらってから、体を起こして車椅子に移乗。病室・ベッドの位置の関係上、ⓢが慣れている方向(106でも605でも312でも267でもⓢのクセは左側からベッドを降りていた)と反対側に起き上がるんだけど、全然違和感なく起き上がる。ガードを持つ手は必ず左手だったのに、昨日〜今日は右手でしっかり捕まってる。今日は昨日に比べれば端座位キープはちょっと頼りなくて、後ろに倒れないように支えてあげた。
足の甲から点滴の管が1本、お股と左腰からチューブが2本、これらを外れないように・絡まらないように車椅子に移乗させるPTさんの技術は素晴らしい。点滴と採尿バッグ2つとⓢの体を順番に車椅子に移していくのって、やってみたら絶対難しいと思う。
今日のリハビリでは、平行棒を1往復できた。素晴らしすぎる。
往路は間で3回立ち止まって30歩くらい。進行方向と逆向きに置かれた椅子で休憩するためには、足踏みしながら180度向きをかえるところまで頑張らなければならない。片側の棒を両手で持って90度、さらに90度…。その間に点滴スタンドを逆向きに…。サポーターⓝも忙しいけれど、嬉しさが優っていそいそと動く。この間ずっと立ち続けられているⓢがすごい。
腰掛けて休憩したあと、迫田さんの声かけに頷き復路にも挑戦。往路より少し大股で歩けて、同じ距離を20歩くらいでゴール。反対側でやったのと同じように向きをかえるところまでしっかりやりとげて車椅子に着座。本日のリハビリはここまで。
高橋さん(ST)とも会えた。嚥下の様子を確認しに食事時間に訪問してくださってるとのこと。飲み込みはあまり芳しくないみたいだけど、発声は随分良くなってきていると教えてもらった。
昨日、久保田さん(看護師)に確認した患者衣のこと(まだガウンタイプのほうが良い)などを伝えたりしながら病室に戻った。ベッドに腰掛けてすぐにⓢが便意を訴えたのでナースコールしたけど、まだ出ていなかった。
今日の担当看護師は辻井さん。今日の食事は朝はヨーグルトのみ、昼は2:3でデザートのゼリーは1口。まだトイレには行けないので、ウンチもおむつの中ですることになる。食事が入っていないので5日ほど排便ナシらしく、先の訴えにお尻に指を入れて確認してくださったけれど「まだ(便が)降りてきてませんね。でもお腹がゴロゴロし始めたのかもしれません。また後で様子を見に来ます」とテキパキ対応してくれた。まもなくⓢ入眠。暑がっていたので掛布団を足元に畳んでバスタオルを掛けてやってⓝ退室。
明日は迫田さんのご都合で午前中にリハビリとのこと。リハサポートはまた来週。明日はケアマネ面談タイム(14:00)に出動。
病室 451 にて面会 + 1Fロビーにて面談
ⓝ訪問時、Just排便でⓢがアワアワしているところだった。ⓢはナースコールを使えていないようで、同病室の別の患者さんのところへやってくるスタッフさんの声が聞こえたとき、ⓢなりに訴えていたようだけど気づいてもらえず、『やっと意思疎通できた』というところへⓝが到着したようだった。まだ伝えられていないのかと勘違いしたⓝがスタッフステーションに走ろうとしたとき、処理の準備をした看護師助手さんが二人でいそいそとやってきた。「よかった、伝わってたんですね」「スミマセン!これから対応しますのでデイルームでお待ちください。終わったら、お声かけに行きますので」というやりとりをして一旦ⓝは病室を出た。
14時になるので藤吉さん(ケアマネ)がそろそろお見えになる。と思ってスタッフステーションへ迎えに向かっていると、「今日の担当の野田です。今朝、坐薬も入れさせてもらったので、今ちょうど排便がありまして…」と報告を受けた。いつもは病室へやってくる看護師さんにこちらから名前を聞くんだけれど、はじめて看護師さんのほうから名乗られた。ⓝの顔もだいぶ東4病棟に浸透してきたらしい(笑)。
そうこうしていたらちょうど藤吉さんが到着した。事情を伝えてデイルームのほうへ。しばらくおしゃべりして待っていたら、看護助手さんから「終わりました」の声かけ。
藤吉さんと一緒に病室へ。おむつから患者衣から寝具まで全部替えてもらってスッキリ・サッパリしたⓢが待っていた。藤吉さんのこともちゃんと認識できてⓢから手を伸ばし、笑顔で握手しながら再会を喜んでいた。藤吉さんには電話でちょこちょこⓢの様子は伝えていたので彼女もその心づもりで訪ねてくれただろうし、ほんの数日前まではどんよりしてたⓢ。藤吉さんが「まさかこんなにお元気そうな新田さんとお会いできるなんて」とおっしゃるのも無理はない。そして嬉しい展開。
「ココだと他の患者さんの迷惑になるけん、別の場所で藤吉さんとお話ししてくる。ⓝはちゃんと戻ってくるけんね。あ、そうそう、ⓨが来るよ。ⓝが戻ってくるのとⓨが来るの、どっちが早いかわからんけど、ⓝもそんなに遅くならんけんちょっと待っとって。藤吉さんとはココでお別れね」とⓢに伝え、最後にもう一度ⓢと藤吉さんがお別れの握手をして1Fのロビーへ場所を移した。
今月の面談の主旨は『区分変更』。“ケアポートに戻る” は現実的じゃない気がする。介護項目(食事介助など)が増えている=単位がもう少し増えたほうが助かると感じているのと、“違う施設を探す” にしても “特養” も視野に入れるとなると重度に認定されるのはアリな気がしている。入院中に申請する方向で、藤吉さんに動いてもらうことにした。
- [福岡医療団介護支援センター]ケアマネ/藤吉:区分変更申請書にサイン・介護保険証託け
病室 451 にて面会
面談が終わって病室へ戻るとⓨがもう来ていた。ⓢの左側にⓨ・右側にⓝでしばしおしゃべり。
ⓨ「今日のせいさん、目がパッチリ開いとーね」→ⓢさらに目をパチリと開いてみせる→ⓢⓝⓨで大笑い。前の面会で涙したミィ・ユゥに今のⓢを見せてやりたいと思った。
レンズ交換
今年、視覚障がい6級を取得したので福岡市の『補装具(購入や修理にかかる費用)の支給』を利用して眼鏡を新調するつもりでいるけれど、その申請に必要な書類(補装具費支給意見書・処方箋)はⓢを眼科へ連れて行って検査して、医師に書いてもらわなければならないもの。『8/9(コロナ罹患)』・『9/20(腎盂腎炎入院)』と立て続けに眼科受診予約をキャンセルすることになり、延び延びになったままで現在に至る。《*眼鏡検討参照》
いま使っている眼鏡は2022年1月に購入店で視力測定して作ってもらったもの。キズ防止のオプションもしてもらっているレンズだけれど、よりによって右側はキズだらけ。左眼はもう見えないんだから(最近 “斜視” になってきた気がする)、せめて右眼だけでも見やすくしてやりたい。
眼科受診がいつになるかわからないので、そして少し歩けるようになってきたので、せめてキズのない眼鏡を用意してやりたいと思ってⓢの眼鏡を[眼鏡市場]に持ち込んだ。
検査(視力測定)ができないので前回のレシピで作成依頼。左側は交換不要なので半額で対応してもらえるとのこと。1週間後の10/4に受取予定。
- [眼鏡市場]:右眼レンズ交換(オプションあり)¥7,590
原三信病院には眼科がないけれど、提携眼科の往診があるかもしれない。入院中に加齢黄斑変性の検査と眼鏡の処方箋を出してもらえないか確認してみよう。
面会お休み
- [福岡医療団介護支援センター]ケアマネ/藤吉:区分変更『10月1日申請』ペンディング
区分変更(要介護4→要介護5)について調べた。介護の単位数が増える=より多くのサービスが受けられる…という単純な考えだったけれど、利用者の負担額も増えるというデメリットもあるので、もう少し慎重に検討したほうが良いのでは?という気持ちになってしまった。
それに、現時点で中野医師に診断書(意見書)を書いてもらうのは時期尚早だとも思った。予定ではまだあと2つ手術がある。入院期間もまだ1〜2ヶ月いやもっと長くなると思われる。訪問調査を受けるタイミング、主治医に意見書を書いてもらうタイミングについて再考の余地アリと判断し、一旦ペンディングしてもらうことにした。といっても入院中に申請はするつもり。
病室 451 + リハビリテーション室にて
ⓝ到着時、カーテンが開いているのにベッドが見えなくて〈また何かの検査か?〉と思ったけれど、ベッドが棚側に寄せられていて、手にはミトンがはめられていた。入院当初サインした書類の中に『身体的拘束に関する説明書・同意書』というのがあって、“ミトン” も記載があったことを思い出した。「いつから・どうして」を確認したかったのでスタッフステーションへ。今日の担当看護師さんは休憩中→後で説明に来てくれるということで病室に戻った。
今日のⓢは眠気の圧勝。声をかけても起きる気配ナシ。迫田さん(PT)が迎えに来て、大声で起こされて、やっと返事はしたけれどうっすら目を開けるだけ。ベッドをギャッチアップして車椅子に移乗させているときに内村さん(看護師)がやって来た(ⓝ訪問日では初めての男性看護師さん)。
「今日の未明くらい/『散歩に行く』とベッドを降りようとするので右側全てガードで囲ってベッドを左側に寄せた/腎瘻チューブを外そうとするのでミトン装着」という内容を説明してくれた。ⓢは全介助しなければベッドから起き上がることもできないのに『ベッドを降りようとした』というのはちょっと解せないけれど、後者はその兆候があったのでミトンは納得。リハビリ中は監視もできるし平行棒も持たなければならないので一旦ミトンは外した。
リハ室への行く間も着いてからも眠そうなままのⓢ。なんとか1回だけ『立位=10秒』。「もう1回、頑張ろうよ」の声かけにも「きつい」と拒否。夜中どれだけ暴れたんだ?『歩行=0歩』で本日のリハビリ終了。病室に戻り、臥床。ⓢ即落ち(爆睡)。
内村さんがバイタル測定に来たタイミングでいくつかお願いをした。
- 脳神経内科の医師に前回の診察(検査)の内容(パーキンソン病診断/ネオドパストン処方)について説明してもらいたい。
- 右眼の加齢黄斑変性(+白内障)の経過を検査できないか(眼科受診は可能か)相談したい。
- 洗髪依頼
食事はソフト食を2〜3割とのこと。
持ち込んだパッドがそろそろなくなる。まだカテーテルが付いたままなのでカクイックスでオムツ込みのプランへ変更するのはまだ早そう。もう1ロットは持ち込んだほうが安価に済ませられそうだと判断。病院側で支給されるパッドの給水量だけ確認した。《*夜用:1000cc/昼用:360cc》
依頼調整
今日の担当になってしまった内村さんには申し訳なかったけれど、ⓝ退室後にいろいろと調整してくださってるようで何度も電話があった。
- 脳内Dr.との面談を『10月2日(水)14時』にアポイントとれました
- 原三信病院で対応できるか確認します
- 原三信病院から中村眼科医院へ検査項目の情報提供依頼をします
- 返事(ファックス)が届き次第、当院眼科で検討します
- 洗髪は今日〜明日で対応予定です
“聞きたいこと” があると、石橋さん(クラーク)に「誰に聞けばいいことでしょうか?」と尋ねては困らせてしまっていた。基本的に全て『看護師さん』に相談すればいいということがわかった。看護師さんが答えられることは教えてくれるし、それ以外は確認や調整をしてくれる。ⓝが石橋さんに聞くのは「今日の担当看護師さんはどなたですか?」だけ。
病室 451 にて
用事があったのでリハタイムは不参加、15時半に訪問。
今日の担当看護師さんは松本さん(二日続けて男性の看護師さん)。病棟到着時、松本さんのほうから「新田さんのご家族ですよね?」と声をかけられた。一緒に病室に向かいながら「これまで何度かお世話する機会があったのですが、今日が一番です!笑顔がたくさん見られて…」と嬉しそうに報告してくださった。
病室に着いて声をかけるとⓢはすぐに目を覚ました。そして笑顔。今日は機嫌も体調もいいらしい。髪も洗ってもらえてサラサラ。今日のリハのこと、ご飯を食べられたか、などを尋ねたら「うん、うん」と “そこそこイケた” というニュアンスで頷いた。ⓝの在室中はミトンを外してもらった。
パッドが残りわずか。買い足しに出ることにした。松本さんに「すぐ戻る」と伝えて、近くのマツキヨ(藤田さん(看護助手)情報)とマックスバリュへ。どちらとも介護商品は置いてなかった。
病室に戻ってからもⓢとおしゃべり。「明日、田中さんがお見舞いに来てくれるってよ!ほら、運動の先生よ。お昼ご飯に何食べたか、いっつも発表しよったやん」と話しかけるとすぐに理解できてパッと目を輝かせた。「ケアマネの藤吉さんが来てくれたときみたいに、ママの元気なところを見せられたらいいね。眠たくない時間だったらいいね」と話すとつないだ手をギュッと握り返してきた。
しばらくしてⓢ自ら「眠る」と宣言。松本さんに「パッドが2枚しか残ってないのですが、明日必ず追加持参します」と伝えて退室。
ミスマ経由で8回吸収の夜用パッドを購入して帰宅。
