2023年8月:左目失明
2023年8月:左目失明
2021年秋の香椎転居を機に、それまで通院していた九大病院に紹介状を書いてもらって中村眼科医院へ転院し、年に3回(4ヶ月に1度=4月・8月・12月)受診して、左目の加齢黄斑変性の経過観察+硝子体注射。
2023年8月の受診で、「左目はほとんど見えていないので注射中止(効果なし=不要)」と告げられた。右目も加齢黄斑変性の赤ちゃんができているけれど注射はまだ不要とのことだった。
2024年2月:視覚障害6級取得
2024年2月:視覚障害取得
脳梗塞で取得した『身体障害者手帳』の障がいは[音声・言語機能障がい/そしゃく機能障がい:4級]。中村眼科医院に紹介状を書いてもらい→、九大病院で検査して診断書・意見書を作成してもらい→、区役所で追加申請をして[視覚障害:6級]を取得。
交付の際、眼鏡(補装具)の支給が適用されること(補装具価格の1割負担で購入可能)も教えてもらった。
左眼は『見えてない(矯正不可)』、右眼は『0.1』。
2024年8月:現在の状況
2024年8月:現在の状況
ⓢ曰く「見えん(見えにくい)」とのこと。宿題ノートをしていてもノートの外(デスク天板)に文字を書こうとするし、唯一の “ひとりでできること” であるテレビもほとんど見たがらなくなった。
せめて右眼だけでも見えやすくしてあげたい。そのためには
- 「見えん」原因を《検査(治療)》すること
- ⓢの現状に合った眼鏡を《新調》すること
が必須ではなかろーか。
眼鏡を作るためだけならば、眼鏡店で検査(視力測定)すればいいのだけれど、車椅子に乗せてⓢを連れて行く必要がある。どうせ検査(外出)するのならば、眼科に連れて行ったほうがいい。さらに眼科で検査するのならば、眼鏡代を行政にフォローしてもらえる仕組みがあるので利用したい。
視覚障害6級(身体障害者手帳)を取得したことで補助具の支給をしてもらえる。《眼鏡処方箋》は(眼鏡店ではなく)眼科で出してもらう必要がある。〈参考:福岡市 補装具の給付〉
[中村眼科医院]で《検査(治療)》と《眼鏡処方》してもらうのがベターなのだけれど、新型コロナに罹患してしまい、2024年8月9日の受診予約はキャンセル。
体力・精神力ともに低下しているⓢに1.5〜2時間近くの検査+診察が耐えられるか微妙だけれど、最短の予約可能日が2024年9月20日とのことだったのでこの日に予約を取り直した。
2024年9月:入院@原三信病院
2024年9月:入院@原三信病院
残念なことに2024年9月4日に腎盂腎炎罹患で入院することに…。またもや予約キャンセル。退院日が未定のため、次回予約はしていない。(2024.09.05追記)
今使っている眼鏡(2022年1月購入)はレンズにキズが付いている(特に右眼側)。そして恐らくⓢの今の視力に合っていないと思う。
早く今のⓢの状態に合った眼鏡を作ってやりたいけれど、行政の補助具給付を利用するならば『補装具費支給意見書・処方箋(義眼・眼鏡)』を眼科に出してもらわなければならない。
いつⓢが眼科に診てもらえるのかわからない…けれど手ぐすねを引いていても仕方がない。レンズのキズだけでもなんとかしてやりたいので、一旦、2022年のレシピで右のレンズだけ交換することに決めた。
ⓨと一緒に面会した日、病室から眼鏡を持ち帰り[眼鏡市場:福岡筥松店]で降ろしてもらって、修理(レンズ交換)に出した。(2024.09.27追記)
入院中に眼科へかかる方法がないか、原三信病院にも相談。現在調整中。(2024.09.30追記)
2024年10月:眼鏡レンズ交換
2024年10月:眼鏡レンズ交換
[いきいき八田]の見学の帰りに、予定より1日早く仕上がった眼鏡を受け取りに[眼鏡市場:福岡筥松店]へ。これからはリハビリのときに眼鏡をかけさせてみよう。(2024.10.03追記)
原三信病院での眼科対応が可能か確認したけれどNGの返答…。退院後ナルハヤで中村眼科医院を受診せねば。(2024.10.03追記)
2025年3月:中村眼科医院に電話相談
2025年3月:中村眼科医院に電話相談
転居したこと、長時間の外出(待合)が困難なことをお伝えし、今後の対応についてご教示いただいた。現在は右目の経過観察だけなので(硝子体注射対象でないため九大病院へ紹介できないので)「近所の眼科にかかってよい」とのことで、中村先生が[杉野眼科]宛の紹介状を書いてくださった。
早く杉野眼科へ連れて行きたいけれど、3月〜4月は嚥下指導の訪問診療も予定しているので、もう少し先になりそう。
杉野眼科は予約制ではないので、ⓢの体調とお天気次第で受診日を決められる。木曜午後は休診なので、月曜か金曜の午後に連れていく予定。(2025.03.29追記)
2025年5月:杉野眼科受診
2025年5月:杉野眼科受診
GW中の平日、5月2日(金)、未明の大雨で大気中の塵も一掃されたクリアな青空。涼やかな風が吹く快晴の今日は外来受診デーに最適!と思ってⓢの元へ。しかーし!ⓝがReHOPEに到着するなり介護スタッフから「今日の午前中は不機嫌モードでした」の報告。さて、どうやって説得しようか…
ⓢに「前からお話してるとおり、今日、眼科に行きたいな〜って思ってるんやけど、予約してるわけじゃないけん、ママがイヤやったら別の日でもいい。どんな?」と恐る恐る聞いてみた。「そんな急に!イヤよぉ〜」と一蹴されてしまった。まぁ想定の範囲内。
ところが昼食を終えて「やっぱり行こっかな」とポツリ。「しっかり食べられて、しっかり歩ける今のママって最高よね。でも目が見えんくなったら何もかも台無しやもんね。眼科のお医者さんに加齢黄斑変性の赤ちゃんが育ってないかだけでもチェックしてもらって安心したいね」と話すと「そーやね、そーよね」と納得。「とりあえず眼科まで散歩しよう。たくさん待ってる人がいたらまた今度にしよう」と出かけることにした。
月曜(4/28)の散歩で、杉野眼科への経路の半分くらいまでの道路状況は確認済み。お昼の看護ルート&リハビリが済んだ14時に出発。午後の診療の10分前(14:20)に到着して受付。10人くらいの患者さんがすでに待合室にいた。
今朝、電話で「最長だとどのくらい待ちますか?」に対して「そーですね…最長だったら2時間くらいでしょうか」と聞いていた。その時点でかなり厳しいという予測はしたけれど、今日はそれほどでもなさそう。受付を済ませて「どのくらい待つことになりそうですか」と尋ねると「このくらいの人数でしたら、30分くらいだと思います」ということだった。
待合室は広々としていて、中村眼科医院よりは居心地はいい。明るくて清潔な印象もまずまず。けれど、やっぱり45分くらい待つことになった。
まず、男性の視能訓練士さんが待合室にやってきてその場で問診。過去の経緯、今日の目的を伝えて、さらに10分くらい待たされたあと、検査専用の車椅子に移乗してⓢだけ検査室へ。
視力検査を終え、中待合室にⓝも呼ばれ診察待ち。その間にもひとつ検査をした(眼圧?)
「帰りたい」と言わせないためにとにかく機嫌を取り続けた。やっと診察室に呼ばれたのは16:20。ここまで2時間。ⓢもかなりお疲れぎみ。
中村先生とは大違いで、杉野先生は口コミどおり威圧的。話し方も上からって感じで超苦手なタイプ。中村先生からの手紙を眺めながら
- 杉「散瞳薬(瞳孔を開く目薬)をして眼底検査をしないと現状はなんとも言えないのでこれからやりましょう」
- ⓝ「これから3〜4時間眩しいとなると夕食にも差し障りますし、随分待ったので母も体力の限界です。次回にしてください」と間髪入れずに断った。
- 杉「硝子体注射をされていたようですね。これは最新の技術でうちではやっていません。うちには医者が3人いて、それぞれ専門分野が違います。加齢黄斑変性は貴福先生が詳しいので、私(院長)と貴福先生がいる日(月AM・月PM・木AM・金AM)に来てください」
- ⓝ「午後しか連れて来られないので月曜午後に伺うようにします」
- 杉「では5月12日ですね」
- ⓝ「確約はできませんが、なるべく早く月曜午後に来ます」
- 杉「誰でも確約はできません。3〜4時間眩しくなるので午後一番で来てください」
- ⓝ「そのつもりで今日も14:20には受付を済ませましたが、こんなに待たされました」
- 杉「えっ!?」スタッフを呼びつけて「どうして診察まで2時間もかかったんだ」とプリプリ怒っていた。スタッフは〈いつものことですけど…〉と言いたげな顔をしていた。
- 杉「次回は午後一番に来ていただいたら、最優先で眼底検査ができるよう、ココ(カルテ?)に書いておきますから」
- 杉「東区から?」
- ⓝ「いいえ。住民票は東区なので保険証の住所は馬出ですが、母が暮らしているのは近くの施設です」
- 杉「ここまでどのくらい?」
- ⓝ「今日は徒歩できました。15分くらいです。沖学園の近くです」
- 杉「車だともっと早く来れますね」
- ⓝ〈なんだ?このやり取り。そんなことわかっとるわい!〉と思いながら「どうやって来るかは天気によって決めます」
- ⓝ「次回 “も” 午後診の開始時間より少し前に連れて来ますので、よろしくお願いします」
口コミを読んでいなかったら、ⓝもドギマギしたかもしれない。けれど心づもりして臨んだ診察だったので、強気で受け答えした。公式サイトに『加齢黄斑変性』の文字があったし、大きな眼科なので硝子体注射の処置があるものと信じて疑わなかったけれど、堂々と「最新の治療でうちではやっていません」とは…。
すべて命令口調だし、目を見て話そうともしないし、ⓢをこの院長に任せたいとは1mmも思えなかった。仮に今日、眼底検査まで頑張ったとしても、次回もまた貴福先生自ら見たいと再度眼底検査されるに違いない。そんな無駄なことはするもんか。貴福先生という女医さんも口コミではあまり良い印象ではなさそうだし、「杉野眼科に通い続けたい」とは言い難い。残念。
次回の検査結果次第では、加齢黄斑変性が進んでいるようならば九大病院へ紹介状を書いてもらう、進んでいないならば年に3回のことだし中村眼科医院に頑張って通ったっていい。
前半の検査対応してくれた男性の視能訓練士の話では、
- 視力検査の結果は前回測定値(中村情報)とほぼ同じ。若干落ちているが検査環境が違うので誤差の範囲だと思うので、今お使いの『遠用眼鏡』を作り替える必要はない。
- 別に『老眼鏡(近用)』を作れば手元を見えやすくすることはできるが、処方箋が必要でそのための検査は1時間〜1.5時間くらいかかる。
- 『老眼鏡』は手元が見えやすくなるが遠いところは見えにくくなるので、『遠用眼鏡』と併用しなければならない。
とのこと。
- 『遠用眼鏡』と『老眼鏡』を都度掛け替えるという手間は、ⓢ自身では無理だし、介護士さんたちにお願いしても対応しきれないと思われる。
- 長時間の検査は「したくない」、遠用/近用眼鏡の掛け替えは「そんなのできん」とⓢ。
というわけで、眼鏡は「新調しない」がファイナルアンサー。
解決ではないが、眼鏡検討は終了。(2025.05.03追記)
